現在発売中のロッキング・オン5月号では、『フジロック&サマーソニック決起座談会』を掲載!
音楽ライターの粉川しの、つやちゃん、そして本誌編集長の山崎洋一郎が語り合った座談会の冒頭より。
山崎「2023年の夏フェスが、いよいよ迫ってきたということで、掘り下げてみたいと思うんですが。まず今年の日本の洋楽フェス事情に関してどうでしょう? 粉川さん」
粉川「ほんとに100%ポジティブな意味で、こんなに日本の洋楽フェスがグローバルに足並みそろってラインナップを組めた、しかもサマーソニックもフジロックも両方ともっていう年ってなかなか珍しいんじゃないかなって思っていて。今年、世界的なフェスの状況を見てもなんかまあまあなんですよ。たとえば、英・米の2大フェス、コーチェラはバッド・バニー、BLACKPINK、フランク・オーシャンってかなりポップ系に寄ったフェスになっていて。逆にイギリスのグラストンベリーは、ガンズ・アンド・ローゼズ、エルトン・ジョン、アークティック・モンキーズっていう保守的なところで。まあまあいいけどもベストではないっていうラインナップ。そういう世界的な状況の中でも、日本のフェスっていうのは大御所、新人、これから見るべきアーティストのバランスがとれた世界に誇れるラインナップになったなあと思っています」
山崎「去年の欧米のフェスはほんとにコロナが明けて、とにかく全部あまりにも豪華すぎて。そういう意味では今年はアベレージラインに来たっていうことで日本との差もなくなって」
粉川「海外は去年がピークだったんですよ。2021年に無理やりコロナ中にフェスをはじめて、ひどい面もあったんだけど、その経験があって2022年に最大のものを出せた。日本は2021年できなかったんで1年時差があって。去年は、まだまだプレシーズンだったんですよね」
山崎「そうだね」(以下、本誌記事へ続く)
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