現在発売中のロッキング・オン8月号では、ナッシング・バット・シーヴスのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「20歳かそこらの頃は自分が一番じゃなきゃダメでエゴ丸出しだったけどね。
いつの頃かそれが止んでいたんだ。
成長して、自分の考え方を認識できるようになったというか」
●『デッド・クラブ・シティ』は単なる力作に留まらない、エポックメイキングな作品になったのではないかと感じました。完成してみてのあなたたち自身の実感はどういったものでしたでしょうか。
「『モラル・パニック』の後に新たに曲を書き始めた頃は、行き詰まりとまでは言わないけど……内容が依然として『モラル・パニック』期のままだったというか、パンデミックで時間が引き伸ばされて何も変わっていなかったというか脳も心も同じところに留まったまま書いている感じがしたんだよね。だから最初にコンセプトでいこうというアイデアが出てきた時に、ものすごく新鮮だった。自分たちが情熱を持っているテーマについても語れると同時に、新鮮な見方もできる。異なる視野と視点を有形の世界に置いてみるというか。この都市規模の会員制クラブは、エリート主義や階級差別といった、僕らがしょっちゅう取り上げているトピックにも触れている。それでも自分たちにとっては新鮮で楽しかったし、僕のごく小さな脳を狂わせてくれたよ。果てしなくクリエイティブになれた」
●制作にあたって初めにこのコンセプトが設けられたのか、それとも曲が出来ていく中で浮かび上がったものなのでしょうか。
「コンセプトを設ける前にも結構な数の曲を書いていて、それで1曲目の“ウェルカム・トゥ・ザ・DCC”を書いていた時に『コンセプトアルバムにしようよ』となったんだ。そこからすでに書いてあったいくつかの曲を見直したんだけど、不思議と意味をなしていたんだよ。都市への言及だったり、閉所恐怖症的なもの、閉じ込められたという感覚、果てない欲求、帰属願望といったことがすでに書かれていたんだ。もちろんDCCの法則に従って単語を少し変えたりはしたけど、そういった作業も楽しかったよ。10年やってきてこういうことをやるのは今後のためにもいいと思う。つまり『同じような動作でまったく違うものを書くにはどうしたらいいか?』ということだからさ」
(以下、本誌記事へ続く)
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