現在発売中のロッキング・オン11月号では、『特別企画 90年代ロックアルバム150』の中でオアシスのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「もしザ・ビートルズと同じくらいビッグになりたいと思ってなきゃ、ただのヒマつぶしに留めとくべきだろ」(ノエル)
BBCレディオ1FMの豪奢なスタジオの中では、リアムとノエルがボーンヘッドと共に、グラストンベリーに向けたコメント録りに臨んでいるところだ。明らかに彼らのファンであるプレゼンターのジョー・ワイリーが何とかその場の円滑な進行を図っているが、誰ひとり聞く耳を持とうとしない。
ワイリー(以下W)「分かった、分かったから! もうちょっと静かにしてくれない? 全員いっぺんに喋ったら、リアムが何を言ってるのか聞こえない」
ノエル(以下N)「こいつが言うことなんて誰が気にするってんだ?」
リアム(以下L)「世界中のみんなだよ。何しろ俺はスターだからな」
W「あなたはノエルとの間のこのフザケた言い合いをまだ膨らませる(ham up)気?」
L「俺たちは膨らませてなんかいないよ、ただ太らせる(pork it up)だけだ」[訳注: hamとporkを掛けたまぜっ返し]
N「実を言うと全部NMEのためにやってることでね」
W「リアム、こういうアコースティックセットは演っていてリラックスできるものなの?」
L「俺がリラックスするのは、こういう椅子に腰かけた時だよ」
W「グラストンベリーではどんなことをやろうと思ってる? あなたにとっては確かこれが初出演だよね?」
L「歯ブラシでも売るわ」
こうした愚にも付かない応酬が延々と続いた末に、彼らはようやくシングル曲“シェイカーメイカー”を披露し、ノエルが書いてボーカルも務める“サッド・ソング”でセッションを閉じた。
(以下、本誌記事へ続く)
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