rockin'on 2023年11月号 中面【今月の気になるあいつ】 ノヴァ・ツインズ
幼馴染でもあるエイミー・ラヴ（Vo ／ G）とジョージア・サウス（B）のふたりによって、2014年、ロンドンで結成されたロックデュオ。2020年にリリースされたデビューアルバム『フー・アー・ザ・ガールズ？』と、2022年の2ndアルバム『スーパーノヴァ』は、いずれも各方面で高い評価を得ている。サマーソニック2023で初来日を果たし、大きな話題を呼ぶ。現在発売中のロッキング・オン11月号では、「気になるあいつ」にてノヴァ・ツインズを掲載しています。本記事の一部をご紹介。
●すさまじいライブでしたが、最新作からの楽曲がほとんどで、そもそもこの最新作自体があなたたちの表現の強度と迫力をいまだかつてない域にまで到達させていると思うのですが、そういう手応えはありますか。
ジョージア「そういうところはあったと思う。パンデミックの間に書いたアルバムだったから、時間もたくさんかけられたし。いろんなことについて考えたり、サウンドをどう鳴らしたいか、どういう音の方向性でいくのかとか。それとパンデミックそのものにもインスピレーションを受けたし、本当に隔絶された生活を強いられて、ああいう経験がいろいろあったということで、伝えたい内容をなおさら強くしてくれたと思う。あの時、作っていた音源がふたりの間の言葉にもなっていたし。ロックダウンで別々に暮らしていたから。そうやって音源をお互いに送り合って作っていったから、すごく思い入れも詰まった作品だし、きちんと形になってすごく嬉しかった」
●けれども、こういうヘヴィなロックサウンドと、いかにもUK的なラップやボーカルパフォーマンスを一体化させたようなアーティストってほかにもいたんでしょうか。
ジョージア「いないと思う。自分たちみたいなルックスややり方のバンドがいなくて、だから参考にするべきバンドもなく、ノヴァ・ツインズとはどういうバンドなのか、自分たちですべて想像していかなくちゃならなくて。それを作り上げたのは、ふたりの間の友情とか、あとはいろんなジャンルにまたがった、お互いがそれぞれに受けた膨大な影響で、それをまとめていくとノヴァ・ツインズというバンドになったというか。とにかく、ファッションとか音楽から受ける影響が大きいし、それ以外のものからもたくさん触発されていて」
エイミー「ライフスタイルから」
ジョージア「そう、ライフスタイルそのもの」
（以下、本誌記事へ続く）
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