大歓声の中、最新アルバムの“チャーリー・ビー・クワイエット!”でキックオフした来日公演。セットリストは新作を中心に、ファースト『ナイン・トラック・マインド』とセカンド『ヴォイスノーツ』の人気曲からも幅広くセレクトされ、デビューから約8年分の音楽を存分に楽しめるライブだった。
更に中盤では、プロデュース及びコライトに参加しているザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの"ステイ"のカバーも披露。イントロが鳴った瞬間から、驚きが交じったような歓声で沸き、会場は大盛り上がり。
特に印象的だったのは、制作プロセスを再現しながら"レフト・アンド・ライト(フィーチャリング・ジョングク・オブ・BTS) "が始まった瞬間だ。チャーリーはTikTokで、どのように楽曲のパーツを組み立てているかを解説していることでもお馴染みだが、それをライブで実現することで、チャーリーの頭の中に入り込むような新たなライブの楽しみ方を体験できた。
締めくくりはキャリアを代表する1曲、”シー・ユー・アゲイン"。観客のシンガロングと共に「また会える日まで」とエモーショナルに歌い上げステージを後にした。前日に体調不良を公開したこともあり多くのファンが心配していたが、力強く伸びやかな歌声で心配は吹き飛び、観客もそれに応えるかのように大熱狂で、愛に満ち溢れた約1時間半の公演だった。
本日の公演では当日チケットも販売するとのこと。公式情報をぜひチェックしてみてください。(石原 有紗)
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チャーリー・プースが最新アルバム『チャーリー』を携えて約5年ぶりの来日! 初日の公演を有明アリーナで観てきた。
2023.10.18 13:35