現在発売中のロッキング・オン5月号では、ウェンズデイのインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「今この瞬間に叫び声を上げなければならない人達のために自分の曲を差し出したい。
むしろ、自分だけの曲にしたくない……それよりももっと大きな、その曲が存在する役割があるって信じてるから」
●初の日本公演はどうでしたか?
カーリー・ハーツマン(Vo/G)
「感無量、これ以上何も望めないくらい最高の日本での初ステージだった。お客さんの熱量を一身に受けて、こっちもそれに反応してキラキラしちゃうみたいな」
アラン・ミラー(Dr)
「とても印象に残ってるのは前列のほうに、わりと年配の方で、すごく音に聴き入ってくれてるお客さんがいたでしょ? あれとかかなりジーンと来たし」
ザンディ・チェルミス(Lap Steel)
「他にも目を閉じて完全に音の世界に入り込んじゃってるお客さんいたよね。すごく感激したなあ」
●ウェンズデイにとってライブとは、どのような場なのでしょうか?
MJ・レンダーマン(G/Vo)
「壮大なグループ体験みたいな。これまで場数を踏んできたおかげで、あの空間に到達できるようになった部分もあるけど、お客さんの存在がものすごく重要で。限られたスペースの中に同じ想いを共有してる人々が一堂に会してるっていう、魂が解放されるような、すごくカタルシスな場だよね」
アラン「昨夜はツアーの最終日ってこともあって余計に感慨深かった」
カーリー「体力的には限界だったけど、『ふうー、ようやく無事終わったー!』みたいな感じで」
●最後の“Bull Believer”は特に圧巻でした。元々は、「トラウマにもなった出来事についての歌」とのことでしたが、どのような想いで演奏しているんですか?
カーリー「曲の中にあるエモーションを毎回確実に伝えたいっていうのはあるんだけど、さすがに毎晩同じ曲を歌ってると、どうしてもなあなあになっちゃうじゃない? 自分の過去の特定のトラウマについて毎晩のように歌ってたらさすがにテンションが持たないし。だから、怒りやフラストレーションの矛先を別の方向に向けることで、曲が必要としている感情やエネルギーをそこから引っ張ってくるようにしてる。元の曲の内容がどうであれ、自分が今この瞬間に感じてもないことに自分の感情を寄せることをし出したら、自分に嘘ついてるみたいな気分になっちゃいそうで。だったら誰でもいいから、今この瞬間に叫び声を上げなければならない人達のために自分の曲を差し出したい。自分だけのものじゃなくていいし、むしろ、自分だけの曲にしたくない。何て言うんだろう……それよりももっと大きな、その曲が存在する役割みたいなものがあるって信じてるから」
ザンディ「必要としてる人達に感情を爆発させるためのプラットフォームを提供するみたいな」
カーリー「そう、まさにそれ!」
(以下、本誌記事へ続く)
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