【今月の気になるあいつ】レミ・ウルフ
米カリフォルニア州出身のSSW/プロデューサー。高校時代に『アメリカン・アイドル』への出演を経験し、その後南カリフォルニア大学ソーントン音楽学校を卒業。2021年のデビュー作『ジュノ』ではファンクとR&Bとポップをかけ合わせた多彩なサウンドと力強く伸びやかなボーカルで多くの話題を呼んだ。今年はオリヴィア・ロドリゴのツアーでオープニングを務め、7月に待望のセカンド『ビッグ・アイディアズ』をリリースした。現在発売中のロッキング・オン10月号では、「気になるあいつ」にてレミ・ウルフを掲載しています。本記事の一部をご紹介。
今年のフジロックに出演予定だったが、残念ながら直前にキャンセルとなってしまったレミ・ウルフ。野外フェス映えする音楽なので、実現していたら日本でも話題になっただろうに……と惜しまれるが、だからこそ次の機会に向けて少しでも広く知られてほしいと思う。ウルフは軽やかに伝統性と現代性の両方にアクセスする才能を持った新世代のポップシンガーだからである。
レミ・ウルフは1996年生まれ、カリフォルニアのパロアルト出身のシンガーソングライター。高校生のときにプロデューサーのジャレッド・ソロモンと出会い、彼がプロデュースしたデビューシングル“ガイ”を19年にリリースすると熱い注目を集め、その後のシングルもTikTokを中心にバイラルヒットを記録している。メジャーデビューアルバム『ジュノ』(21年)を発表すると、ストリーミングで2億回を超える再生数を獲得。楽曲総再生数は全世界で16億回を記録しているとのことで、ストリーミング時代のポップシンガーとしてすでに圧倒的な知名度を得ている。
その後、ロードやパラモアのツアーのオープニングアクトを務めたり、イタリアのフェスでレッド・ホット・チリ・ペッパーズと共演したりしたことも話題に。自身も多数のアーティストとコラボレーションしており、キャリア初期にして引く手あまたの活躍を見せている。まさに快進撃の渦中にいる存在なのだ。
(以下、本誌記事へ続く)
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