RINGING JAM


昨晩はmusic.jpの主催するRINGING JAM@O-EASTに。
このイベント、music.jpで出演者の着うたを購入した人だけが応募出来る完全招待制のイベント。R&Bのアクト中心なので普段本誌で扱う機会の少ないラインナップながら、合間にDJセットも挟んだかなり豪華なイベントだった。

キアーナ、イーストウエスト・ボーイズといった新顔のフレッシュなパフォーマンスの後に登場したフランキーJは、作品どおりの繊細なパフォーマンス&美声で観客を魅了、続く”ラヴ・ウィズ・DJ”で人気を博したシェネルも健康美あふれるステージで盛り上げてくれた。

そんなところで登場したのがジェイソン・デルーロ。今回の出演者の中で、おそらく今一番世間のバズ度が高いこの男。昨年”ワッチャ・セイ”が出て以来待ちに待っていた来日だったが、その期待を裏切らないステージだった。作品にはオートチューンが結構使用されていたので実際どのくらい歌えるのか気になっていたのだが、いやあ、歌唱力もエンターテイナーとしての表現力も20歳・新人とは思えない堂々としたもの。優等生な雰囲気も相まって、ニーヨに続くのはもうデルーロしかいねえだろ!という気分に。とりあえず一日も早い再来日をお願いしますという感じ。そしてトリのオマリオンもすんばらしかった。いい子キャラのデルーロとは対照的なバッド・ボーイ&プレイヤーっぷりには黄色い声上がりっぱなし。B2K時代の曲も披露してくれたのだが、とにかくダンスもエロけりゃ歌もエロく、しかもそれが超絶上手い。観客の女子全員を想像妊娠させたいのか?という反則すぎるセクシーさで会場の温度を上げに上げての大団円を迎えたイベントだった。

現在の洋楽の着うた市場については本誌4月号のカルチャーでもとりあげているのだが、着うたユーザーを実際のミュージシャン&ライブと結びつけてくれるこういった企画は、今後の日本での音楽メディアのあり方を考える意味でも非常に興味深いものだったと思う。今後の展開にも期待。(上田)
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