65daysofstatic

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英シェフィールドが生んだ轟音叙情ポスト・ロック集団
=65デイズオブスタティックを観に渋谷duo music exchangeに行ってきた。
「ポスト・モグワイ」とか「モグワイ・ミーツ・エイフェックス・ツイン」とか、
いずれにしろ常にモグワイを引き合いに出されて語られてきたバンドだけれど、
彼らはモグワイとはまったく違う形の完成形を見据えていて、
3枚のアルバムを経てそれが明らかになってきている。
轟音というよりも叙情、音圧とギター・ノイズのカタルシスだけでなく、
音の色彩感と感情表現によって風景を描き出していくインスト・ロック。
特徴的なピアノの音色とか、打ち込みで鳴らされるベルの音とか、
そういったものが彼らの音楽を決定付けているんだと思う。

間もなく新作のリリースも控えているが、
その前に昨年出たライヴ盤『ESCAPE FROM NEW YORK』を聴いてほしい。
キュアーとのUSツアーでの公演を収録したものなのだが、
彼らのライヴにおける音の「広さ」を体感できる。(小川)
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