Dead Weather@ZEPP TOKYO

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1曲終わるごとに溜め息をついてしまうライヴだった。

演奏の完成度とか、そんなものを云々するレベルでは当然なく、
ロックが本質的に持っているグルーヴの力が
最上の形で次々と放射されていくライヴ。

セットリストの半分は、5月にリリースされる新譜からだったが、
それもまったく問題にならない。
しかし、ロック・バンドの持つグルーヴの威力というのは
聴けば一発で分かってしまうのはなぜなのだろう。
もちろん、その中心にいたのは、
ドラマーの立場からバンドを煽動するジャック・ホワイトだった。
今回、彼はドラムで“歌って”いた。

しかし、ジャック・ホワイトという人の音楽が素晴らしいのは、
それが彼の人間性の発露になっていることだ。
彼が怒り、もがき、傷つき、謎に目を向けるからこそ、
ああいう音楽になる。
そして、そこには数値化などできない厳密さがある。

いつも彼のライヴを観終わって思うのは、
そこに高貴さとさえ言える信念があることだ。
今日のライヴも、やっぱりそれを痛感させられるライヴだった。(古川)
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