西麻布elevenで行われたFlying Lotusのヘッドライナー・イ
ベント
「BRAINFEEDER」に行ってきた。
BRAINFEEDERというのはFlying Lotus自身のレーベルの名前で、
だからSmiyamとThe Gaslamp Killerという
2アクトを引き連れてのツアーなわけだが、
とにかく、主役のFlying Lotusがヤバかった。
アルバム『コズモグランマ』は、
聴いているとビートが身体の奥底まで入り込んで
じわじわと膨張していくような、
不思議な体験をさせてくれる作品だが、
ライヴの現場でのあのアッパーなノリはまた別物。
ひっきりなしにアップダウンを繰り返して、
笑顔を振りまきながらオーディエンスを徐々に麻痺させ、
そして集団トリップに誘う。
で、驚くべきことに、その果てにたどり着く場所は、
アルバムを聴いて 到達する場所と同じなのだ。
「個」と「宇宙」が結びつく場所。
フロアは当然ぎゅうぎゅうだったけど、
不思議なほど心地よかった。あまりにも気持ちよかったので、
パフォーマンスの途中でThe Gaslamp Killerのやつが
マイク持って出てきて客煽ったりするのが
若干興を削ぐ感じだったのは否めないが。
ちなみに、今回はラップトップのみのセットだったが、
Flying Lotusにはバンド・スタイルのライヴもある。
そっちはますますとんでもないらしい。
今度はぜひそれで。(小川)