スプリングスティーン170 分を堪能する

スプリングスティーン170 分を堪能する

7/21にリリースされるブルース・スプリングスティーンの最新ライヴDVDを観る。

『ロンドン・コーリング:ライヴ・イン・ハイドパーク』と題されたこの作品、その名の通り、昨年6月にロンドンのハイドパークで行なわれたライヴをほぼ丸ごと収録したものなのだが、まず物量がすごい。
DVD2枚組、全28曲、170分。しかも、この170分というのがまったく気を抜くところがない。“ロンドン・コーリング”(!)でライヴが始まってからというもの、息つく暇も与えず名曲を連発。レコード会社の資料にも書いてあるが、この日のセットリストは格別。まったく隙がない。

そして、今回、日本盤のDVDが素晴らしいのは、すべての楽曲に歌詞の日本語字幕がついているところ。スプリングスティーンが歌うのは、古典的とも言える若者の姿だ。それは21世紀の現代に必ずしもフィットするものではないが、3時間という時間をかけて、そしてEストリート・バンドの力を使って、普遍的な物語にしてしまう。

ザ・ガスライト・アンセムのファロンも1曲“ノー・サレンダー”で参加している。(古川)
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