今日は渋谷でジョン・レジェンド、久々の来日公演。
去年のザ・ルーツとのコラボ・カヴァー・アルバムでの「いい仕事」ぶりがまだ印象に新しいが、今回は生バンド（ルーツじゃないが）を連れて、ひとりで一晩限りのプレミア・ショウ。

AXは売り切れではなかったが、観客の熱気はめちゃくちゃ高かった。
この時期の日本に来てくれた、という嬉しさもあると思うけど、やっぱり一度好きになると果てしなく好きにさせる何かがこの人にはある。声もメロディもルックスも、マッチョすぎず、黒すぎず、ちょっと枯れている温かみというか。「ソウル」という言葉の一番美味しいところを、さりげなく全部持っているような感じがする。

セットリストはアンコール含めて20曲以上。代表曲もろもろに加えて、ビートルズの"アイ・ウォント・ユー"なんかもやった。個人的にベストだったのはカニエとの名曲"Blame Game"。でも、観客が大合唱してジョンが ピアノの上に立って歌った"Green Light"も、ピアノだけの弾き語りでしっとり歌い上げたアンコールの"Ordinary People"も、頭がびりびり痺れるくらいよかった。何時間でも観てたかったなー。（松村）