おそらく、みんな書くだろうけど、あまりにも、あまりにも素晴らしいライヴだった。


彼の鳴らそうとしている音楽の情念が、そのまま革新へと繋がるようなライヴ。
ダブステップ云々という文脈はもちろん遠くどこかに行っちゃって、
むしろ“CMYK”のようなダンストラックで、あらためて「ダンス・ミュージック」だったことを思い出すような、そんなライヴ。

なによりジェイムス・ブレイクという人の“声”が素晴らしい。
圧倒的な匿名性と肉体性を併せて兼ね備える彼の声は、
まるでファースト・アルバムのジャケットそのままのようであり、
なによりネット世代と言われる今において最も必要とされる声を持っていた。

名古屋と大阪はまだチケットが残っているという話を少し前に聞いたのだけど、
もしそうなのであれば、絶対に観たほうがいい。

明日、話を聞いてくる予定。（古川）