昨日のマニックス、今日のマニックス


昨日のマニックスのライヴについて。

●感動ポイント。
ニッキーのMC(ちょっとうろ覚えですが)。
「日本のオーディエンスが一番リッチーのことを理解してくれていた。彼は本当に日本を愛していたよ。次の曲はリッチーへ捧げる」
そして演奏されたのが“リヴォル”! 感無量。

●センチメンタルなポイント。
これまたニッキーのMC(そして、またうろ覚えですが)。
「初めて日本で演奏してからこの間、20年経った。チッタだね。あの頃は腰とか背中とか、飲みすぎとか、そんなことを心配しながらプレイできたから良かったよね(笑)」

というか、あの頃、20年後にマニックスを再び日本で観られるなんか、誰も思っていなかったはず。
リッチーの事件があってなおさらだが、あんなヒリヒリしていたバンドは当時なかった。
自分たちで宣言していたのも大きいけど、いつ消えても本当におかしくなかったのだ。
今となってはUKロックの王道バンドなわけだが、アルバムが出るたびに、ライヴを観るたびに、マニックスが今、まだここに存在していること自体が不思議に思えてしまうファンは少なくないだろう。
それだけに、ひとつひとつのライヴが貴重な体験に思えてしまう。昨日はなおさらその思いが強かった。

●興奮したポイント。
“スーサイド・アレイ”をサポートメンバーなしで、3ピースとして演奏。

ちなみに主催のクリエイティブマンの言葉を借りるけど、今回の2デイズの志向とは、“『National Treasures singles collection』に収められた38曲のシングルに、「New Art Riot」そして 「Suicide Alley」を加えたトータル40トラックを2日に分けて演奏する”ということ。
つまり昨日演奏されなかった曲は今日演奏されるわけで、ということは、ぱっと思いつくだけでも、今日は“ユー・ラヴ・アス”“ステイ・ビューティフル”“スラッシュ&バーン”“ア・デザイン・フォー・ライフ”が演奏されることは、約束されているわけだ。
むむむ。楽しみ。(内田亮)
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