先ほども紹介したPitchforkユーザーによる「1996年から2011年までのベスト・アルバム」 の投票結果だが( http://ro69.jp/blog/rockinon/72168)、またまた面白い発見。
先ほども書いたように、国別だけではなく、性別、年齢別、好きなジャンル別に、投票した人口を分けて、それぞれの層のランキングをチェックできるのだが、それだけじゃなく、それぞれの層が特有に選んだ作品も統計されている。
つまり、世界の他のユーザーはあまり評価していないが、日本人が高く評価している作品を知ることができるということ。
それによれば、日本特有に評価がもっとも高かったのはヨ・ラ・テンゴの『サマー・サン』とのこと。
かなり納得。
2位のジム・オ・ルークの『ユリーカ』、そして3位のケミカル・ブラザーズの『ファーザー』が、それぞれ日本独特で人気と評価を得ていることにも納得。
そのリストは下記のとおりとなります。
1.. Yo La Tengo Summer Sun
2.. Jim O'Rourke Eureka
3.. The Chemical Brothers Further
4.. Jim O'Rourke The Visitor
5.. Deerhoof Milk Man
6.. Herbert Bodily Functions
7.. The Whitest Boy Alive Dreams
8.. CSS Cansei De Ser Sexy
9.. Arthur Russell Calling Out of Context
10..The Morning Benders Big Echo
11..N.E.R.D. In Search of...
12..Ford & Lopatin Channel Pressure
13..Max Tundra Parallax Error Beheads You
14..Pavement Quarantine the Past
15..Matthew Herbert Scale
16..Mew No More Stories Are Told Today...
17..The Psychic Paramount II
18..Friendly Fires Friendly Fires
19..Nas God's Son
20..Keith Fullerton Whitman Playthroughs
ちなみにアメリカ特有にもっとも評価されているのはマイ・モーニング・ジャケットの『オコノコス』で、イギリス特有にもっとも評価されているのはザ・クリブズの『メンズ・ニーズ,ウィメンズ・ニーズ,ホワットエヴァー』。
ふ〜ん。
自分は現在36歳なんだけど、同年代(36歳から40歳)のPitchforkユーザーたちが特有に評価しているのはガイデッド・バイ・ヴォイシズの『Isolation Drills』とのこと。
ふ〜ん。
本当にこの読者投票、見れば見るほど面白い(http://pitchfork.com/peopleslist/)。(内田亮)