今週はマイブラづくし

今週はマイブラづくし

明日から来日ツアーが始まる中、あまりにも嬉しいタイミングでドロップした新作。
自分も買いました、アナログ盤とデジタル盤のセット。

まだ会社のラジカセで垂れ流しでしか聴いてないんだけど、以前ケヴィンにインタヴューしたとき(2012年7月号掲載)、彼が言っていたことがドンピシャに思える内容っぽい。

「(90年代に書き始めた曲を)曲として完成させたのは1年くらい前だから、そういう意味では新曲とも言えるかも。歌詞はすべて今書いたし。あと、ギターのオーヴァーダブもすべてこの1年以内に作ったものなんだ。だから90年代と今の時代の両方をカバーしているけど、曲はある意味、今の時代に書かれたものになるんだよ。アレンジしたのも最近だし。ただ厳密に言うと、プロジェクトがスタートしたのは90年代で、たとえば一部のギター・サウンドとかは当時に録音されたものなんだ」

つまり、20年前のアイディアを今具現化した作品ということ。
たとえば7曲目の”In Another Way”なんかは、まさにそのとおりで、冒頭のドラムや音処理にはビックリするんだけど、ギターとヴォーカルはまんま『ラヴレス』。そして、それからのシンセ・サウンドを組み込んだプログレシッヴな展開もまた驚き。
20年越しで制作された作品、なんかそれだけに壮大なロマンを感じる。
ただ、まだちゃんと聴けてないんで、これ以上、適当なことは書きません。

韓国のライヴの最新セットリストがこのとおり(http://www.setlist.fm/setlist/my-bloody-valentine/2013/ax-korea-seoul-south-korea-5bdbe378.html)だとしたら、やっぱり新作は予習して臨むべきなんだろうか。
とにもかくにも、昨年のインタヴューで言ってた「単独来日公演」「新作」の両方が実現したのは嬉しすぎる、狼少年ケヴィンだけに。(内田亮)
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