週末の楽しみ:ズーイー・デシャネルとマット・ウォードのデュオ、シー&ヒムの動画を観ること。
まずはこちらは”イン・ザ・サン”、2010年『ヴォリューム2』からの楽曲。
で、最新作『ヴォリューム3』からの”アイ・クッド・ビー・ユア・ガール”を観てください!
はい。どっちも大好き。ってことです。
でも、”イン・ザ・サン”が『(500)日のサマー』に近いズーイーだとすれば、”アイ・クッド・ビー・ユア・ガール”は『ニュー・ガール』なズーイー。
コンセプトは同じミュージカル調の映像だけど、”イン・ザ・サン”の舞台は学校、”アイ・クッド・ビー・ユア・ガール”の舞台はコーヒーショップ。
ちょっと大人になってる!(笑)
で、歌ってることもちょっと違います。
”イン・ザ・サン”は、「見つめてるのに無視されるなんてつらいなあ。でもまあいいか。どうせ毎日、みんな失敗をいくつかしてるよね。私だけの秘密にしておこうっと」
と歌いながら、陽の光を浴びたりとか自分の居心地のいい場所でぬくぬくするという感じの歌。
難しいことは何も言ってないんだけど、すれすれドリーミーな女子の日記みたいで、ズーイーが歌っているから、ファンタジックなインディ・ポップとして成立しています。
で、”アイ・クッド・ビー・ユア・ガール”は、そのまま、「あなたの彼女になれたかもしれないのに」っていう歌。
「どうでもいい。心と戦ったけど壊れてぼろぼろ。もう終わり、勝ったのは私じゃないみたい。もう関係ない。私はいなくなる。私のことを見かけても立ち止まらなくていいから。私達は独り身、望んだわけじゃないけど」というちょっとヘヴィな歌。
それをこんなに明るいサウンドに乗せているのがまた切なかったりします。(羽鳥)