ストーン・ローゼズ、涙の奇跡再び

ストーン・ローゼズ、涙の奇跡再び

まさかの2年連続の生ストーン・ローゼズ。

転換の時間からやや興奮気味だったけど、デビュー作のアートワークをモチーフにしたアウトドア・ウェアの上下を4人そろって着て出てきた瞬間に早くも涙。
さらにいきなりその4人がガッチリ組んだ手を上げた瞬間にまた涙。
そして1曲目の"I Wanna Be Adored"の歌い出しをイアンがお約束のように外した瞬間に、ずっこけながらも涙する、という3段落ちで始まったライヴ。
色んな意味で不意打ちだった"Elephant Stone"をはじめ、昨年のフジではやらなかった曲が多かったのは嬉しい限り。
冒頭は不安定だった演奏も途中には持ち直り、数々の代表曲で大合唱を巻き起こるのを見て、ストーン・ローゼズが最高だってことを改めて思い知る。
特にフェイヴァリットが連発された最後の追い上げは素晴らしかった。
いやあ、何回観てもこの奇跡には感動させられる。
今回はレニの笑い声というレアなものも聞けたし、ジョンの長髪が恐ろしく色っぽかったし、マニのベースのデザインがどれもかわいかったし、"Fool's Gold"の長いインストの間も決して休むことなく観客を煽り続けるイアンはやっぱり史上最高のフロントマンだってことを再確認できたし。
突っ込みどころは相変わらず満載だったけど、大いに楽しませてもらいました。

最後、再びセンターに集まって、組んだ手を高々と宙に上げる4人の姿を見ながら、また来年観たいと強く思った。
できれば、単独公演という形で。(内田亮)
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする