『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』を観た! 試写プレゼントも実施します!

『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』を観た! 試写プレゼントも実施します!

昨日、『メタリカ・スルー・ザ・ネヴァー』を観た。
”未体験の革命的な3Dライヴ・アクション・エンタテインメント”というキャッチだが、確かに不思議な作りで、実際のメタリカのライヴ映像と織り交ざって、故障して動けなくなったトラックからカバンを取ってこい、とメタリカにパシリを命じられたローディの冒険、こちらは完全にフィクションが展開する作りなのだ。
しかも、パシってる間、暴徒に追われるわ、馬に乗った中世の騎士みたいなのに攻撃されるわ、まったくわけのわからない世界が繰り広げられるという。
ここら辺はあまり説明しても意味ないので、観てのお楽しみということで(思い切り『パルプ・フィクション』なところは笑えたけど)、ロック・ファン必見なのはやっぱりメタリカのライヴ映像だろう。
今年のサマソニでもそれは実感したんだけど、とにかくバンドの状態はめちゃくちゃ良くて、それを反映した最高のライヴ・パフォーマンスを繰り広げている。
しかも、アリーナのど真ん中に設置されて、360度に観客がいるステージで演奏するバンドを3Dでとらえた映像は凄まじい。
いや、ホントに、メンバーたちの(臭そうな)汗さえも感じられるぐらいの臨場感。
ライヴ映像としては半端ない。
若干、笑えるのは、このライヴ自体も演出されているところがあり、それに従ってメンバーたちが微妙な演技を見せるところ。
まあ、これも観ての楽しみってことで。

メタリカの映画というと2005年の『真実の瞬間』。
あれはまさに空中分解しそうなバンドのダークサイドが描かれていたわけだが、今作はその真逆。
葛藤を乗り越えて、世界最強のバンドになった余裕と遊び心が満載である。
メンバーの老けっぷり(特にラーズ)が若干気になるが、それは演奏からはまるで感じられないんで、是非、観てください。

なお、明日発売のロッキング・オン12月号(ポール・マッカートニー表紙)で、この映画の試写会券のプレゼントを実施しているので、こちらも絶対にチェックしてください!(内田亮)
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