ディアハンター=今週末の大トリ

ディアハンター=今週末の大トリ

48時間前に始まった濃厚すぎた週末が、ディアハンターのライヴとともに終わった。
これまでになく硬派でノイジーだった彼ら独特のサイケデリック・グルーヴはエレグラに始まった週末を締め括るのに相応しかった。
ていうか、あの轟音が最初に来てたら、週末の楽しみが半減してたかも。
今だからこそ、耳鳴りが心地よい。

強引かもしれないけど、ディアハンターの実験性に富んでいながらオーガニックであり、アブストラクトな面もメロディックな面も、ともに優れている彼らの怖いもの知らずの音楽性こそ、今週末観た数多くのパフォーマンスを見事に総括していたと思う。
ブラッドフォード・コックスのどこか自虐的なはしゃぎっぷりも、また妙にエンターテイメントしていて良かった。
日本のトイレに座ると、まるで天使に触れられているようだ、とか言ってたし。

ジェイムス・ブレイク、ニュートラル・ミルク・ホテル、ディアハンターと、各イヴェントの目玉が、ちゃんとその役割を引き受けた、凄まじく素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた週末。
体力的に辛いとこもあったけど(余談だが、土曜日は子供の保育園の行事にも参加)、色んな人に会えたというのも含めて、幸せな2日間だった。(内田亮)
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