ジェイク・バグの新作、聴きましたか? インタヴュー、読みましたか?

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ジェイク・バグの『シャングリ・ラ』がホントに身に染みる。
アメリカに渡って、リック・ルービンをプロデューサーに迎えたから、音がビッグになりすぎて、ファーストのストイックな感じが良かった、という感想も聞くが、いやいや、このアルバムのサウンドは、そういう外的な影響によるものじゃなくて、ジェイク自身が書き上げた曲がそれを求めていることは聴けばすぐにわかるはず。
世界を観た19歳の思いは、アコギ1本ではとても表現できないのである。
『シャングリ・ラ』のサウンドは、とにかくガンガン色んなことを吸収しては、膨張しつつある彼の才能の実に的確なアウトプットなのだ。

そんな最新作についてジェイクが応えたインタヴューを現在発売中のロッキング・オン1月号に掲載しています。

「確かに今作はもっと哲学的になったかもしれない。自分が感じてることをそのまま描写するには難しい場合もあるんだけど……曲を書いているときは、自分の脳みそから生まれるままに歌うようにしているんだけど、そうやって言葉で出てくるというのは、自分の中から吐き出した方がいいからなんだ、全部言ってしまった方がいいんだって脳みそが指示してるからなんだと思うんだ。不思議な感じだけどね」

そうやってジェイクがすべて吐き出した『シャングリ・ラ』は絶対に聴いて欲しいし、あわせてインタヴューも読んでもらいたい。
同じ号に、粉川しのによる随筆(=rockin' on review)も掲載しているのだが、これも必読です。
とてつもない才能、これからも応援します。

下記は『シャングリ・ラ』に収録されている“シンプル・プレジャーズ”。
“トゥ・フィンガー”で自分の世界が変わることを待ち望んでいた少年が、今度は変化する世界に恐怖を覚えるというこの曲。
個人的にアルバムの中で一番好きだし、聴くたびに泣けてくる。


来年の来日公演が待ち遠しい。(内田亮)
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