2008年、この一枚 その4

2008年、この一枚 その4

NAS「無題」黒人に対する差別用語をタイトルにするはずだったが、結局は無題となった。まだ、12月の圧倒的なライブの印象が鮮やかに残っているが、あの徹底してアッパーな温度は、まさにこのアルバムの熱さが反映されたものだ。デフジャム移籍もあり前作が久しぶりに全米一位を獲得、改めてシーンの主役を引き受けていこうという決意が強く感じられる内容だ。強いメッセージとポップなトラックが一体となった迫力は凄い。ロック・ファンに是非聞いてもらいたいアルバムである。
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