ラウド・パークでアリス・クーパーを観て、その健在ぶりに励まされ、人生を思う。

ラウド・パークでアリス・クーパーを観て、その健在ぶりに励まされ、人生を思う。
ラウド・パークでの来日。とても楽しみだったけど、少しだけ不安だった。衰えていたらどうしよう、悲しい感じは嫌だな、と心配だった。
ライブが始まってすぐにそんな心配はどっかに行ってしまった。アリス・クーパーはバリバリ元気だった。変な電気ベッドに縛りつけられて感電して5メートルに巨大化したり、ギロチンで首が飛んだり得意な演出も健在。
そんな演出をたのしそうにパフォーマンスする姿は年齢を感じさせない。
しっかり代表曲は歌うのだが「スクールズ・アウト」だけは歌わずに「エイティーン」で終わりの挨拶して、ステージは暗くなってしまう。
客席は「エーッ」とザワつく。そこにあのベルが鳴り響き「スクールズ・アウト」がスタート。かなりあざとい演出だが、メチャメチャ盛り上がる。
1時間のショーとして完成度が高く楽しい。どこか営業感が漂うのもアリス・クーパーらしくていい。
もう渋谷陽一といえばアリス・クーパーという連想する人は少ないだろうけど、やはり個人的に思い入れの強いアーティストだ。46年前のロッキング・オン創刊号に僕が書いたのは「アリス・クーパー試論」。その原稿の為にロッキング・オンを作ったくらいの勢いで書いたものだ。お互い、現役のままいられて幸せだな、などと思った
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