中村哲さんが雑誌「SIGHT」で、14年に渡ってインタビューで語っていただいた6万字をよんでいただけるサイトを開設しました。

中村哲さんが雑誌「SIGHT」で、14年に渡ってインタビューで語っていただいた6万字をよんでいただけるサイトを開設しました。
たくさんの方に読んでいただきたいです。以下はそのサイトに書いた前文です。


中村哲さんは実践の人であると同時に言葉の人であった。中村さんが語る、実践に裏打ちされた政治の言葉は、常に現実の複雑さを反映し、肉体的でありながら論理的で明快だ。こうした言葉で政治を語れる人を、僕はほかに知らない。

雑誌『SIGHT(サイト)』では、2002年から9回に渡って中村さんのインタビューを掲載した。アフガニスタンでの活動をテーマとしたものが主だが、そこに留まらず、アフガニスタンとの関わりのなかで感じたリアル、世界や日本についても語っていただいた。中村さんのなかには、アフガニスタンが置かれた状況に対する怒りがあった。
しかし、その想いを感情に流すことなく論理的な分析を経て、実践へとつなげていった。

多忙な日本での時間のなか、『SIGHT(サイト)』の取材に何度も時間を割いてくださった。ここで残された言葉はあまりに貴重であり、いまたくさんの人に読まれるべきものだ。
ロッキング・オンではこの特別サイトを立ち上げ、誰でも中村さんの言葉に触れることのできる形をつくることにした。ぜひ、たくさんの方々に読んでいただけたらと思う。

このサイトを立ち上げることに協力してくださった、中村さんのご遺族、ペシャワール会の皆さんに感謝いたします。

ロッキング・オン代表
渋谷 陽一

http://www.rockinon.co.jp/sight/nakamura-tetsu/
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