自分の番組の年末特番で、今年の５枚を音楽評論家として選んだ。
このブログでは個人的なリスナーとして良く聞いた作品を取り上げてみる。
このＱティップ「カマール・ジ・アブストラクト」はひょっとしたら去年一番聞いたアルバムかも知れない。
良く知られているように、この作品は内容の革新性、先進性、前衛性故に７年間も発売されなかった問題作だ。
このような傑作を作りながら、それを世に問えないというのはアーティストにとって耐え難い苦痛だと思う。よくＱティップは腐らなかったと思う。
７年リリースが遅れても、その先進性は決して失われていない素晴らしいアルバムだ。