アダム・ヤウク、亡くなる

アダム・ヤウク、亡くなる

ジャパン・ジャムの会場に着いて訃報を知る。
多くの人が覚悟していた事だが、ショックは大きい。RO69のニュースにアップされているアーティスト達のコメントを読むと、その衝撃の大きさが伝わって来る。
変な表現かも知れないが、黄色人種である日本人にとってのヒップホップ理解を解放してくれる上で、ビースティ・ボーイズの存在は巨大だった。
少なくとも僕にはそうだった。
デビュー当時の徹底した白人ワルガキ的なスタンス、白人的である事や中産階級的である事を恐れない姿勢は、何でもありなんだ、と凄く励まされた。
それが高い知性と黒人音楽に対する限りなく大きなリスペクトに裏打ちされたものであるのは、いくらワルガキぶっても明白だったが、とにかく彼らは自由だった。その知性を代表するアダムの死は本当に残念だ。
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