凄くいい。ジョンがライナーノーツのインタビューで、自分が他のヒップポップのプロデューサーと一番違うのは「一度もヒップポップのプロデューサーを目指したことがないところ(笑)」と言っているが、その他のプロデューサーにない立ち位置が、このアルバムを独自なものにしている。
言うまでもないがジョンはヒップポップという音楽を愛しリスペクトしている。だからこそウータン・クランのアーティストであるブラックナイツの信頼を得ることが出来たのだ。
ただ、従来のヒップポップの方法論にとらわれない彼のプロデュースは、彼の中に他のプロデューサーにないヒップポップに対する自由さがあったから可能になったものだ。
ロック・ファンに聞いてもらいたい作品。今週の番組で紹介したい。