3年前のファーストでUSインディロックスピリットを20年代に更新し、シーンに緑風を送り込んだシカゴ発のトリオ:ホースガール。新作『Phonetics On And On』を発表したばかりの彼女たちに、3月7日発売のロッキング・オン4月号で取材することができました。
デビュー期は10代だった3人も大学進学などで、現在ニューヨークが拠点。ボーカル/ギターを分担するノラと一緒にZoom画面に登場したペネロペは「親元から離れて暮らすようになり、歌を書く必要があると感じて書いたところがあったと思う。初めて別の土地に移ったことから来る孤独感ゆえに、私にとって曲作りはそういう意味を持つことになったかも」と話してくれた。
ゆえに転機を経てのセカンドは、繊細なソングライティングと軽妙なバランス感を「引きの美学」で見事にあぶり出す。ファーストが(可愛く)すねたティーンエイジャーだったとしたら、『Phonetics〜』は春の薄暮に物思う音。珠玉の名曲“2468”を聴けば、その成長は瞬時に分かると思います。9月に待望の初来日公演も決定! まずは彼女たちの「今」を、インタビューで感じてみてください。(坂本麻里子)
ホースガールの記事が掲載されるロッキング・オン4月号