というのは、大好評発売中のSIGHT2013年春号(55号)の特集
「原発推進、憲法改正、バラマキ予算。日本が失うもの・壊れるもの」の中の、
精神科医の斎藤環さんのインタヴューのタイトルです。
斎藤先生が、この「自民党はヤンキー政党」論を
最初に展開したのは、昨年12月の朝日新聞で、とても大きな話題になりました。
このテキストでは、その論をさらにどんどん掘り下げて、お話しいただいています。
どういうことなのかというと……って全部書いちゃうとなんなので、
いくつか抜粋します。
・今の自民党の支持層のありかたや、憲法改正草案の中身を見ると、
本当にヤンキー的なものが前面化してきたな、という感がある。
これは保守ではない。どう違うかというと、まず、教養がない。
まったく伝統理解がなくて、非常に表層的なところで気合いを入れたがっている。
・一番ヤンキー度が高いのは維新の会、その次が自民党。
少年誌でいうと、維新の会が少年チャンピオンで、自民党が少年ジャンプ。
・そもそも日本人はみんなヤンキーが好き。テレビドラマの教師ものも、芸能界も、音楽も、当たっているのは昔も今もヤンキー要素のあるものばかり。
・斎藤先生曰く、坂本龍馬もヤンキーのルーツのひとり。
・日本の選挙は、どう考えてもヤンキー的な人が強くなるしかない仕組みになっている。
いずれも、一見極論、もしくは暴論にとられるかもしれませんが、
しかし読めば読むほどに「なるほど!」「確かに!」な、テキストです。
ぜひ。詳しくはこちらを。http://ro69.jp/product/magazine/detail/80029
(兵庫慎司)