凄まじいレベルの音楽と、だらだらしたノリ。
星野源の内的宇宙の中に入って緊張しながらくつろいでいる、というような、
あまりにも上質な時間だった。
緻密なアレンジを施される前の、生まれたままのシンプルな弾き語りのアレンジは、
星野源の音楽の大胆な構造を浮き彫りにする。
空気の匂いや温度までも刻々と変えてくれるような優しさや心地よさが剥ぎ取られて、
歌の真実だけが剥き出しになる。
それでも美しいのだから、星野源の歌は本当に美しい。
それを感じ続けた3時間近くだった。
星野源の武道館での弾き語りライブを観た
2015.08.12 00:30