1Dの活動休止後、いきなり70's ロック・テイスト全開のアルバムで衝撃的なソロ・デビューを果たしたハリー・スタイルズ。
まずはあえてライブハウスでツアーを組み、日本では六本木EXシアターで2日間、そして2日目の今日がツアー全体のファイナル公演となる。
来年にはアリーナ・クラスのツアーが組まれ、日本は幕張メッセと神戸ワールド記念ホールが発表された。
アイドル・グループのソロ・デビュー作としては異例の、各音楽専門誌や音楽サイトでの圧倒的な高評価を勝ち取り、
デヴィッド・ボウイやエルトン・ジョンの古の楽曲を彷彿とさせるシングル「サイン・オブ・ザ・タイムズ」がSpotifyやiTunesのトップランカーとして世界中の人々の耳を奪った。
そんな、大胆なソロ・デビューのインパクトがインパクトだけじゃないことを今日の初来日ライブははっきりと証明した。
ハリーのクラシック・ロックへの愛情がにじみ出たソロ楽曲は、腕の立つバンドメンバーによってさらに体温を上げ、ハリーの歌声もピッタリと馴染んでいた。
アンコールではオフマイクで一曲丸々歌ったが、まるで何年もそのスタイルで歌っているシンガー・ソングライターのように味わい深かった。
1Dの曲やフリートウッド・マックの「チェインズ」などを織り交ぜながら、会場全体をハートウォーミングな空気でずっと包んでいたのは、さすが一流のエンタテイナーだった。
幕張メッセ公演も楽しみに待ちたい。
ハリー・スタイルズのツアー・ファイナルを観た
2017.12.08 21:36