江沼のソロ・デビュー・アルバム『#1』、とにかくメロディーが素晴らしい。
そもそも、plentyを解散してからは歌から離れてインスト音楽をやろうとしていた江沼だったが、結果、こうして出来上がったアルバムは全曲歌ものになった。歌に頼らないサウンドを一度は目指したこと、そのサウンドがいつの間にか自然に歌を、メロディーを求めたこと、その結果としてサウンドも歌もこれまでになかった全く新しい独自のものになったこと───全てが自然にあるべき形へと進んでいったからこそ、この澄み切った美しいメロディーが生まれたのだろう。
これほどまでにハイ・クオリティーな作品とともに誕生したソロ・アーティスト江沼郁弥enuma fumiyaを、祝いたい。
今発売中のロッキング・オン・ジャパン最新号でインタビューしたので、ぜひ読んでください。(山崎洋一郎)
江沼郁弥の初めてのソロ・アルバムが素晴らしい
2018.11.06 18:51