King Gnuの新作『CEREMONY』と、初のJAPAN表紙巻頭特集に寄せて

King Gnuの新作『CEREMONY』と、初のJAPAN表紙巻頭特集に寄せて
2010年代は終わりだ。もう2020年代が始まる。
別に年が変わろうがディケイドが変わろうが世紀が変わろうが大して何も変わらないことはもう僕らにはわかってしまっているが、それでも、クソから抜け出して、気分を変えて、新しい雲に乗っかって走り始めるにはいいきっかけぐらいにはなる。
そんな感じで2020年が始まる。その幕開けにこれほど相応しいアルバムはないだろう。

このアルバムを聴いていれば、もう昨日までのことはとりあえずどうでもよくなるぐらいに今と明日のリアルな手応えを脳内で感じることができるし、
当たり前のように尖っていて、当たり前のように少しぐらいはダサさもあって、当たり前のように心が燃えていて当たり前のように思考は冷めている、そんな今の僕たちの当たり前の日常をそのまま解像度高く受け入れることができる。
僕たちが待っていた「今」のロックは、ポップは、これだ。
それを、ドラムとベースとギターとヴォーカルの4人のバンドがガシガシ爆音で奏でているというのがまたクソ嬉しい。

J-ROCKやJ-POPに対して思い切り距離感があるからこそ、それを逆手に取ってネクストレベルの最新型J-ROCK/J-POPを放ってきたKing Gnu。
そんな彼らが、怒涛の連続タイアップや“白日”のメガヒットや紅白出場やその他もろもろのバズりまくりの状況の中で、それらと向き合いつつも闘いながら一つの結論として完成したのがこのアルバムだ。
「外」と向き合いまくった1年間の激動感が作品からにじみ出ているが、それが曲のテンションや歌詞の生々しさを生んでいて、ロックアルバムとしての攻撃力は前作『Sympa』、前々作『Tokyo Rendez-Vous』よりも確実に上回っている。
どこからどう聴いても傑作中の傑作だ。

完成直後のメンバー4人によるアルバムインタビュー、アルバム全曲解説、ヒストリー論考、そしてフォトセッションも含めて全36ページでお届けする。

発売は12月28日。King Gnuがカウントダウン ジャパンに出演する日です。(編集長 山崎洋一郎)
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