グラスパーやカマシももちろんいいんだけど、U.K.新世代ジャズも面白いのだ

グラスパーやカマシももちろんいいんだけど、U.K.新世代ジャズも面白いのだ
よりアカデミックに先鋭的にジャズを解体しながら、そしてヒップホップとの距離感を測りながら、それぞれのニュースタイルを模索するニューヨークの新世代ジャズ・シーン。
デヴィッド・ボウイの4年前の遺作『★』や、そのインスピレーションとなったケンドリック・ラマーの『To Pimp a Butterfly』によってロック/ポップのリスナーからも注目され、そこからロバート・グラスパーやマーク・ジュリアナを知った人も多いはずだ。

同じ新世代のジャズでもU.K.のほうは、クラブカルチャーと近い距離でソウルやヒップホップとの新たなミクスチャーを繰り広げる、クラブ・ジャズ的なアプローチのアーティストが多い。
ジャズもヒップホップもアメリカのもので、イギリスにあるのはロックとクラブカルチャーとサウス・ロンドンのレゲエ・カルチャーだから、やはり明らかにそっち寄りになる。
モーゼズ・ボイド、ビンカー・ゴールディング、トム・ミッシュ&ユセフ・デイズ、カマール・ウィリアムスなど、素晴らしいクオリティーかつポップな新世代ジャズの作品がここ1,2年で続々とリリースされている。

そんな中でも大注目の新星・オスカー・ジェロームのデビューアルバムが完成。
U.K.新世代ジャズシーンの新鋭ミュージシャンが集結して制作された、ジャズとソウルとポップがU.K.クラブ・ジャズ的な空気の中で混じり合う、快作!

https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=msaDkCvnRM4&feature=emb_logo

リリースは8/14なので是非チェックを。(山崎洋一郎)
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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