気持ちいいとこ取りみたいな曲の展開を追いながらトムの手元を見れば、驚くべき精巧さと繊細さと冷静さで動いている。こうしてフェスのスクリーンで手元が大写しになるお陰で間近で見れた。その動きはトムの音の個性そのものだった。
暗くなって涼しくなってきたグリーンステージ全体に、メロウかつタイトな音のシーツが広げられていく。みんな五感を奪われて、あまり人が動いてない。今年のフジロックで初めての、不思議な時間。トム本人もすごく気持ちよさそう。
トム・ミッシュのグリーンステージは大正解だった。
フジロックでトム・ミッシュを観た
2022.07.31 20:31