plenty「梅雨ワンマンツアー」最終日を観て思ったこと
2013.07.14 19:52
これまででいちばんパワフルな演奏で、筋肉質だった。
あのplentyが体育会系のバンドになった?と思うほど、グルーヴもサウンドもハード。
いろんな人からこれまでのベスト・ライヴという評判も聞いていて、僕はそれには同意できないけど、でも確かにplentyがあたらしい肉体を手に入れたかのようなパワーアップ感はあった。
ヒラマミキオのサポート・ギターが全面的に加わったことで、張り詰めたようなトリオの緊迫感から、より動的なバンド感にシフトした印象だった。
これまでは江沼の気持ちの揺れが演奏全体に揺らぎを与えたが、今日はむしろ江沼の気分お構いなしで曲のグルーヴががんがん突き進む瞬間が何度もあった。
最新アルバム『this』がそれぞれの楽曲としてのの完成度を目指したのも、
今回のツアーがライブとしてのパワーやダイナミクスを上げたのも、
plentyが次になにか大きな理想/目標に向かいつつあるからではないかという気がして仕方がない。
江沼が、目的もなく完成度やパワーアップを目指すはずがないと思うから。
このツアーでその一歩をクリアした手応えは江沼の中にあったのではないか。
なんか、冷静な感想でごめんなさい。
写真は本編のセットリスト。
このあとのアンコールがまた熱かった!