ビリー・アイリッシュは、ライブ・ストリーミングでもやっぱり無敵ーー初のオンライン・ライブで破格の才能がアップデートされる瞬間を世界に見せつけた!

ビリー・アイリッシュは、ライブ・ストリーミングでもやっぱり無敵ーー初のオンライン・ライブで破格の才能がアップデートされる瞬間を世界に見せつけた!

去る10月24日(日本時間10月25日午前7時〜)、ビリー・アイリッシュは自身初となる生配信ライブ「WHERE DO WE GO? THE LIVESTREAM」を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大によって有観客ライブが実質的に不可能になっている今、多くのアーティストが配信ライブに新たな可能性を見出すべく奮闘しているが、ビリーがビリーにしかできないやり方で真っ先にそのポジティブな突破口を示したのが「WHERE DO WE GO? THE LIVESTREAM」だったと思う。

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「WHERE DO WE GO? THE LIVESTREAM」は、まるで生ライブの臨場感やリアリティを根底から再構築したかのようなバーチャル空間を創り出していた。苦肉の策として配信するのではなく、配信でしか出来ないことを、最高の技術と最高のスタッフ、そしてビリー・アイリッシュという最高のアイコンによって示した場だった。

目玉は360°の巨大LEDスクリーンに映し出される映像の数々なのだが、それらはもはや「映像が映し出される」というより「もうひとつの現実が出現する」と形容すべきものだろう。

“xanny”や“My Future”のようにミュージック・ビデオを3Dで再現したものから、猛烈にシャープなグラフィック・イメージ、前後左右の感覚がおかしくなる浮遊体験、ゲームのオープン・ワールドに迷い込んだような画面のあちらとこちらが地続きの感覚と、とにかく全てが斬新で驚きの連続だ。バーチャルとリアルを吐息ひとつで飛び越える、ビリーの歌声のすごさも改めて実感させられる。

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また、今回の生配信ライブのもう一つ大きなテーマとしてあったのが、ファンとの連帯、決起集会の場としての機能だろう。大統領選の10日前というタイミングを選んだのも意図的だったはずだ。「投票して! 未来は若者のものなんだから。みんなが死なない限りはね。トランプはまじで最悪だよ、だから絶対に投票しないと!」とビリーは繰り返し投票を訴えていたが、パンデミックやBLM、気候変動、ジェンダー・イクオリティ……と問題山積みの現実に対峙する上で、こうして世界中の無数のファンと小さな画面越しに繋がった今回のライブは、ビリーたちの世代の新しい闘い方を体現していたのではないか。

「生」、「実在」の意味をシャッフルし、旧来型の「ライブ」をただ配信するのではなく、配信に相応しい「ライブを超えた表現」を一から作り上げていた60分。様々な制約が課せられた現実の苦境にあってなお、人間の想像力はかくも自由だということを証明したのは、やっぱりビリーだった。そんな「WHERE DO WE GO? THE LIVESTREAM」の徹底レポは11月7日発売のロッキング・オン最新号にて!(粉川しの)



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