最新アルバムをリリースしたナッシング・バット・シーヴスにインタビュー! Voコナーがすべてを語り尽くす!


架空の「都市規模の会員制クラブ」をテーマとしたコンセプト・アルバム『デッド・クラブ・シティ』をリリースしたナッシング・バット・ザ・シーヴス。

そのコンセプトも興味深いものであるが、それ以上にサウンド面での進化/深化がとんでもないことになっている。前作でも萌芽が感じられたR&Bやヒップホップからの影響が、いきなり大樹の如き力強さをもって音像の中に落とし込まれているのである。バンドのシンガーであるコナー・メイソンは取材において、彼らのサウンドがなぜこのような変化を迎えたのか、しかしなぜどれだけ変化してもナッシング・バット・ザ・シーヴスらしさを失わずにいられるのかを非常に丁寧に語ってくれた。

また、本作の中のサウンドが次作の方向性を示唆しているのかを聞いた際、きっぱり「それはない。」と断じていたのも印象的であった。今回も、次回以降も、何にも縛られずにバンドの興味にのみ従って制作していくのだと。ナッシング・バット・ザ・シーヴスはこれからも「予想を裏切り期待は裏切らない」存在でいてくれそうである。(長瀬昇)


ナッシング・バット・シーヴスのインタビューが掲載されるロッキング・オン8月号

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