ヘヴィーでアッパーなアンサンブルの中、全生物には必ず死が訪れるが、その後には何が残り、それは何を意味するのか、大木伸夫が力の限りに叫ぶ“Stay in my hand”。《いつかは誰もが 消えるだろう/数えきれぬ星も 全て/あと少し もう少しだけで/触れられる様な気がして》。命の循環という目まぐるしい荒波の中、新たな真実を手にするべく屈強なスリーピースサウンドを鳴らすACIDMANは、やはり稀有だし偉大だ。
『EVERLIGHT』完成の時点で来るべきニューアルバムは8割方できていたそうだ。これまでのACIDMANを大きく超える作品が生まれる予感がする。(小松香里)