新たな真実へ

ACIDMAN『Stay in my hand』
2014年07月16日発売
SINGLE
ACIDMAN Stay in my hand
一貫して万物の命と宇宙について歌ってきたACIDMAN。結成15周年&デビュー10周年のアニバーサリーを経て、これまで描いていきた表現を究極的に突き詰めた前アルバム『新世界』を発表した後、彼らはどこに向かうのか。前シングル『EVERLIGHT』、そして新作『Stay in my hand』を聴く限りでは、その「万物の命と宇宙」の先には一体何があるのか?という、さらなる大きな問いに挑んでいるように思える。

ヘヴィーでアッパーなアンサンブルの中、全生物には必ず死が訪れるが、その後には何が残り、それは何を意味するのか、大木伸夫が力の限りに叫ぶ“Stay in my hand”。《いつかは誰もが 消えるだろう/数えきれぬ星も 全て/あと少し もう少しだけで/触れられる様な気がして》。命の循環という目まぐるしい荒波の中、新たな真実を手にするべく屈強なスリーピースサウンドを鳴らすACIDMANは、やはり稀有だし偉大だ。

『EVERLIGHT』完成の時点で来るべきニューアルバムは8割方できていたそうだ。これまでのACIDMANを大きく超える作品が生まれる予感がする。(小松香里)
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする