チャクラが開くダンスロック!

KEYTALK『MONSTER DANCE』
2014年10月22日発売
SINGLE
KEYTALK MONSTER DANCE
第六感。広辞苑を引くと、五感のほかにあるとされる感覚で鋭く物事を本質を掴む心の働き、と書いてある。《最高のSixth SenseでDance Dance Dance!!》(“MONSTER DANCE”)と歌われた日には踊る阿呆になるしかないでしょ。KEYTALKの4曲入り3rdシングルは、勢いに乗りまくるバンドの独壇場という印象だ。特に表題曲はぶっ飛んでいる。狙い澄まして作ったというより、勝手に降りて来ました、みたいな閃き一発の歌詞と音色にビックリ仰天。躊躇も逡巡もなく、ダンサブルな要素と扇動的な歌詞でガンガン焚き付けてくる。ミラーボールの下で踊っていたかと思えば、呪文めいた言葉とインドちっくな旋律を導入し、心も体もいつの間にかトリップしてしまう。もう、ズルいとしか言いようがない。そして、NTT Docomoのd-ヒッツ9月タイアップ曲“エンドロール”はイントロからキラキラしたアレンジで攻め、心の霧を吹き飛ばす爽やかな歌謡メロディ満載。そのまま天まで昇りたくなるような飛翔感がある。ほか2曲も盤石のメロと軽快なリズムを張り巡らせ、ラストまで顔は弛緩しっぱなしだ。(荒金良介)
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