衣装、頭髪、目の色までも白一色で統一し、洗練された空気感の中に何処か不気味さも漂わせるこの謎の音楽集団は一体……。インパクト大のヴィジュアルで現れた彼らの名はTHE TURTLES JAPAN。flumpoolのコンポーザーである山村隆太(Vo)と阪井一生(B)が音楽プロデューサー亀田誠治に話を持ちかけスタートしたスペシャルユニットで、今作には、ピアノにWEAVERの杉本雄治、ドラムに玉田豊夢を迎えている。キャッチーなシンセサイザーの音と軽快にビートを刻むドラムが心地よいサウンドは、開放的で躍動的な幸福感に満ちている。優しく聴き手にエールを送るストレートな歌詞は誠実なflumpool像を彷彿とさせるが、ポップサイドに振りきれた楽曲とセンセーショナルな出で立ちから、全く新たな音楽の可能性を自由に探求しようとする意思が感じられ、心躍る。こうした話題性ある活動にも注力できるのは、デビュー5周年を迎え、ベストアルバムのリリース、約10万人もの人を動員した全国ツアーを成功させたflumpoolでの充実ぶりがあってこそ。未体験ゾーンに邁進する彼らの姿に注目したい。(渡辺尚美)