都内で活動中の6人組・恋する円盤は、そういう「中間色」に敏感だ。彼らが紡ぐ、はつらつとした声とビートとメロディ。ブライトな印象の強いこうした「音」に、朝露みたいに少しの切なさを含んだ「歌詞」が混ざりあった時、私たちを纏う「中間色」な気持ちははっきりと姿を現す。《泣いたあとで飲んだサイダーは 味がよくわからなかった》(“春の嵐”)なんて、どこまでも水色で泣きそうになる。
作詞作曲を手掛ける大塚真太朗にとって、不確かだけれど確かにそこにあるこの気持ちこそが毎日の本質なのだと思う。それを伝えるために、彼は「音楽」というパレットを広げるのだ。恋する円盤初の全国流通盤『PASTEL』。日々移ろう気持ちの機微を大切するあなたの胸に、必ず届くはず。(安田季那子)