王国は1日にしてならず

SPYAIR『KINGDOM』

発売中

SPYAIR KINGDOM
前作から約2年間戦い続けてきた道のりの集大成であり、7月に開催された単独野外ライブにて「ROCK KINGDOM」というテーマを掲げていたSPYAIRにとって、タイトルはこれ以外ない5枚目のアルバム『KINGDOM』。どでかいメロディにどでかいグルーヴ、あくまで圧倒的なロックのど真ん中を貫こうとする意志。ロックというのは既存の価値観や固定概念をひっくり返しぶっ壊していくものだけれど、《ヒリヒリと生き様を/その為に死ねるなにかを/この時代に叩きつけてやれ》(“RAGE OF DUST”)、《壊れるまで 自由になるまで/常識ってやつを叩け》(“THIS IS HOW WE ROCK”)、《彷徨い続けた日々を いつか/僕たちと呼べるように 生きるだけさ》(“スクランブル”)というメッセージ、さらに失敗や苦悩を重ねながらも必ず東京ドーム公演を実現させてやるというストーリー。そのふたつがロックの原理と重なっていることが、SPYAIRというロックバンドが勝利を獲得できる理由である。自らの力で築き上げた王国は、誇り高く、いまだギラギラと上を睨みながら、シーンに君臨している。(秋摩竜太郎)

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