ジョイ・ディヴィジョンはもちろんエコバニやニック・ケイヴ、インターポールなどを引き合いに出されるそのサウンドは、音だけ聴けばニュー・ウェイヴ/ポスト・パンクの延長線上にあるエッジーでダークなもの。だがホワイト・ライズにはイアン・カーティスのような閉塞した絶望はない。むしろ今の自分を取り巻く状況から何かを掴み取り、突破口を見つけたいというポジティブな思いが伝わってくる。闇の中でほのかな光がそっと灯ったときのように、その在り方はひたすら美しい。この先が楽しみすぎる新人だ。(林敦子)
ほのかに発光するロマンチスト
ホワイト・ライズ『トゥ・ルーズ・マイ・ライフ...』
2009年02月25日発売
2009年02月25日発売
ALBUM
ジョイ・ディヴィジョンはもちろんエコバニやニック・ケイヴ、インターポールなどを引き合いに出されるそのサウンドは、音だけ聴けばニュー・ウェイヴ/ポスト・パンクの延長線上にあるエッジーでダークなもの。だがホワイト・ライズにはイアン・カーティスのような閉塞した絶望はない。むしろ今の自分を取り巻く状況から何かを掴み取り、突破口を見つけたいというポジティブな思いが伝わってくる。闇の中でほのかな光がそっと灯ったときのように、その在り方はひたすら美しい。この先が楽しみすぎる新人だ。(林敦子)