人としての歓び、バンドとしての歓び

go!go!vanillas『アメイジングレース』
2020年06月03日発売
SINGLE
go!go!vanillas アメイジングレース
「Amazing Grace」にかけつつ「Amazing+Race」としたタイトルの時点でバニラズらしさが感じられるニューシングル。タイトルの意図するところを反映するように、表題曲では、カントリー調のサウンドに二胡や銅鑼による東洋的な響きが重ねられている。多種の音色/旋律が越境しながら響き合う、牧歌的な曲だ。サウナ愛溢れる“TTNoW”(読み:トトノウ)は、トラップ以降の時流を汲んだミニマルなサウンドプロダクトに。作詞作曲&ボーカルが柳沢進太郎(G)の“ノットアローン”はメロの展開が面白く、メインボーカリスト/ソングライターではない人だからこその個性がいよいよ出てきた印象だ。

今作は、2018年末に事故に遭った長谷川プリティ敬祐(B)が復帰してから初めてのリリース(※昨年発表された曲はそれ以前に録り終えていた)。それぞれが踏ん張りながらバンドを守った1年があったからこそ、以前よりさらに素直に、インプット・アウトプットできるようになったのでは。新境地ながらも程よく肩の力が抜けた新曲群から、バンドの未来が透けて見える。(蜂須賀ちなみ)
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