メッセージと音の進化形

向井太一『Supplement』
発売中
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向井太一 Supplement
4曲入りEPの1曲目は“僕のままで”。シンフォニックなトラックにたおやかなボーカルが乗る。ゴスペル的な響きをまきちらしながら、自身の音楽にかける想いとミュージシャンとしての歩みを一切包み隠さず、裸の気持ちのみをとくとくと明かし、《未来を描きたい/あるがままの声で もっと もっと/嘘を拭った手で/掴み取る その日まで/歌い続けてるよ ずっと 僕のままで》と決意を固める。2020年だけでも香取慎吾、片寄涼太、NEWSへの楽曲提供、m-floの復活したlovesプロジェクトへの参加と華やかな話題も多く、どんどん認知が広がっている向井だが、《踏み込むほどに/重くなっていく枷を/それなら もういっそ もういっそ/捨てていこう》と、だからこその苦悩をしたためたうえでの覚悟を歌った曲だ。今この裸の曲を歌わなければ前に進めないと思ったのだろう。

ダンスクラシックの色濃い“Comin’ up”、ビタースウィートなネオソウル“Ooh Baby”、軽やかに陰影のついたR&B“Just Friends”と、他3曲もしっかりとトレンドを向井太一流に取り入れた佳曲だ。(小松香里)

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