グルーヴを追求したポルカ流ポップ

ポルカドットスティングレイ『何者』
2020年12月16日発売
ALBUM
ポルカドットスティングレイ 何者
フルアルバムとしては1年10ヶ月ぶりとなる『何者』がついにリリースされる。ポルカドットスティングレイは常に楽曲ごとに多彩な音楽の方向性を取り入れながら、質の高いポップミュージックに仕上げていくが、前作以降、バンドはより現代的なグルーヴを内包させるサウンドへと変容していっているように思う。既発の“JET”にしても“FREE”にしても、ダンサブルで心地好いポップチューンであり、そのアンサンブルの心地好さは、アルバム収録の新曲にもしっかり引き継がれている。ホーンをフィーチャーした“FICTION”のツボを押さえたタイム感、 “ストップ・モーション”の軽快ながらユニークなビート感、 “さよならイエロー”の冴え渡るギターカッティングなど、踊り出したくなるグルーヴィーな楽曲が並ぶ。そんな中でもBPM160を超えるのではないかと思われる超速ギターポップ“化身”など、またもやライブのハイライトで映えるような飛び道具もしっかり用意されていて、その振れ幅の大きさは健在。雫(Vo・G)の歌唱もさらに表現力豊かに伸びやかさを増し、とにかく気持ちがいい。(杉浦美恵)

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