○、×、そして△という記号を筆頭に、子どもでもわかるような表現を混ぜつつも、チクチク刺さる歌詞。こんなメッセージをポップミュージックに昇華できるアーティストは、やはり吉井和哉しかいない。ジャケットは、前作『みらいのうた』に続き、現代美術作家の興梠優護が担当。視覚的にもアーティスティックに振り切ったこだわりを感じる。それでいて、日本テレビ系『スッキリ』の12月テーマソングらしく、最後に《全部すっきり》とオチをつけるあたりはチャーミング。そこも含めて、彼のキャラクターがまるごと表れた楽曲だ。(高橋美穂)
鋭く、美しく、それでいて広く
吉井和哉『○か×』
発売中
発売中
DIGITAL
○、×、そして△という記号を筆頭に、子どもでもわかるような表現を混ぜつつも、チクチク刺さる歌詞。こんなメッセージをポップミュージックに昇華できるアーティストは、やはり吉井和哉しかいない。ジャケットは、前作『みらいのうた』に続き、現代美術作家の興梠優護が担当。視覚的にもアーティスティックに振り切ったこだわりを感じる。それでいて、日本テレビ系『スッキリ』の12月テーマソングらしく、最後に《全部すっきり》とオチをつけるあたりはチャーミング。そこも含めて、彼のキャラクターがまるごと表れた楽曲だ。(高橋美穂)