ツインギターと鍵盤が絡み合う雄大なイントロで始まり、Aメロで歌とピアノとフィンガースナップだけになり、そこにドラムとベースが加わって、Bメロでそっと鳴り始めたギターが、サビで主張を始める。ハンドクラップとピアノとギターによる間奏を経て2コーラス目に入ると、ギターも鍵盤もリズムも1コーラス目とは違うフレーズを奏で始める。二回目のサビも然り。間奏明けでは新しい展開のブロックが登場し、三度目のサビでは歌とアコギだけになり、そこに全楽器がなだれ込んできて、ボーカルが掛け合いと化し、全員がリミッターを外したアウトロの末、終わる。という曲で歌われているのは、アニメに沿いながら《キリがねぇな 悲しみは叩き割るたび増えていく》みたいな必殺フレーズを搭載した歌詞。このタイミングでこんなトゥーマッチなことをやって、それをこんなポップソングに仕上げられる存在、このバンドしか知らない。(兵庫慎司)
このバンドにしかできない、こんなの
マカロニえんぴつ『星が泳ぐ』
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ツインギターと鍵盤が絡み合う雄大なイントロで始まり、Aメロで歌とピアノとフィンガースナップだけになり、そこにドラムとベースが加わって、Bメロでそっと鳴り始めたギターが、サビで主張を始める。ハンドクラップとピアノとギターによる間奏を経て2コーラス目に入ると、ギターも鍵盤もリズムも1コーラス目とは違うフレーズを奏で始める。二回目のサビも然り。間奏明けでは新しい展開のブロックが登場し、三度目のサビでは歌とアコギだけになり、そこに全楽器がなだれ込んできて、ボーカルが掛け合いと化し、全員がリミッターを外したアウトロの末、終わる。という曲で歌われているのは、アニメに沿いながら《キリがねぇな 悲しみは叩き割るたび増えていく》みたいな必殺フレーズを搭載した歌詞。このタイミングでこんなトゥーマッチなことをやって、それをこんなポップソングに仕上げられる存在、このバンドしか知らない。(兵庫慎司)